会長挨拶
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第65回日本老年医学会学術集会 |
2023年6月16日(金)~18日(日)に第65回日本老年医学会学術集会を横浜(パシフィコ横浜ノース、アネックス)で開催いたします。今回は、第12回アジア/オセアニア国際老年学会議(6月12日~15日)に続いて、また第33回日本老年学会総会及びその分科会との同時開催となりますので、”Gerontology Week”を堪能いただける素晴らしい機会になりました。
「その先の老年医学と老年科へ」をテーマに掲げております。「その」には、目の前の2025年問題やウイズコロナ/ポストコロナ時代のみならず、2040年問題のような中期的スパン、そして数十年先の長期的スパンで老年医学と老年科のあり方を議論したいという思いを込めました。また、2021年にそれまでの老年病専門医から「老年科専門医」へ名称変更したことを受けて、小児科に対応する老年科の特殊性と存在意義を改めて学会員で共有したいということが老年科を掲げた理由です。
このテーマにふさわしい内容で、招請講演5題(うち海外演者2題)、他学会との合同企画や本学会の委員会企画によるシンポジウム合計約20セッション、恒例の尼子賞、YIA、研究助成等の受賞記念講演、Geriatrics Literature Update 2023、一般演題、教育企画と共催セミナー多数を企画しております。また、同時開催の老年学会総会の合同シンポジウムにも老年医学関係の企画が多く組み込まれており、お腹一杯老年医学の最先端を味わっていただけることと信じております。
コロナ禍の行方はまだ定かではありませんが、感染リスクを最小限にした上で、現地での対面開催を基本にさせていただく予定です。一部はライブ配信、多くのセッションはオンデマンド配信も予定していますが、なるべく多くの皆様にご参集いただき、熱い議論を交わし、また旧交を温める場ができることを期待しています。是非とも、新しいパシフィコ横浜の会場までお越しください。